AWS上のWindowsインスタンスにWordPressをインストールしてみる ~その1 同一サーバーへのPHP + MySQLのインストール~

Amazon EC2 + RDSのWIMPスタックにWordPressをインストールしてみたので、ここに手順を共有しておきたいと思います。みなさんは、WIMPスタックという言葉をご存知でしょうか。WIMPとは、Windows+IIS+MySQL+PHPの略で、LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)スタックにならって名づけられた言葉、らしいです。マイクロソフトによると、以下のように定義されています。

サーバー OS には Windows Server、Web サーバーには IIS、データ ベースには MySQL などのオープン ソース DB、開発言語には PHP/Perl/Python。Web アプリケーションを構築する環境において、従来の LAMP (Linux/Apache/MySQL/PHP) に匹敵する新たなソフトウェアの組み合わせです。

今回はこの環境の上で、WordPressをインストールしてみましょう。ちなみに、PHP on IISの情報はこちら(http://technet.microsoft.com/ja-jp/ee794964.aspx)などにまとまっていますので参考にしてみてください。

さて、WordPressのインストールはWeb Platform Installerをつかうと便利です。現在の最新バージョンであるWeb Platform Installer 4.0は、こちら(http://www.microsoft.com/web/downloads/platform.aspx)から無償でダウンロードすることができます。Web Platform Installer 4.0をダウンロードしてインストールすると、こんな画面が表示されるはずです。「製品」および「アプリケーション」のタブをクリックしてみると、本当にさまざまなソフトウェアがここからインストールできることがわかると思います。

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ここからWordPressをインストールするには、「アプリケーション」タブから「ブログ」を選択して、「WordPress Japanese Package」を「追加」、そして「インストール」をクリックします。

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このインストーラーでは、データベースの種類が選べませんでしたので、「MySQL (未インストール)」のままrootのパスワードを設定しておきます。

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インストールされるパッケージの種類を確認して、「同意する」をクリックすると、PHPやMySQLなど必要なパッケージのダウンロードとインストールまで自動的に完了しますのでとっても便利です。インストール中にWindows Azureの広告が表示されたりしますが、とくに気にしなくてもだいじょうぶです。

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前提となるコンポーネントのインストール後に、WordPressを動かすWebサイトの構成をします。とくにこだわりなどなければ、「Default Web Site」のままでもかまいません。「続行」をクリックするとそのまま次の画面に進みます。

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この画面では、パスワードを強化するためのユニークキーを設定することができるようになっています。てきとうなフレーズを入力して「続行」をクリックすると、WordPressのインストールが開始されます。Windows Azureの広告が表示されるかもしれませんが、とくに気にしなくてもだいじょうぶです。

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WordPressのインストールが完了すると、以下のように表示されます。データベース名およびデータベースユーザー名、データベースパスワードが表示されていますのでわすれずにコピーしておいてください。

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あとは、http://<public DNS名>/wordpress/にブラウザでアクセスすることによってWordPressの構成をはじめることができます。ですが!大事なことをひとつわすれていました。実は、Web Platform Insteller 4.0を使用したWordPressのインストールでは、同一のサーバーにMySQLをインストールしてしまうためAmazon RDSのMySQLをデータベースとして構成することができません。ということで、次回に続きます。

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